神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
伊勢原版 公開:2012年7月20日 エリアトップへ

大山 夏山シーズン始まる 7月27日(金)から8月17日(金)まで

公開:2012年7月20日

  • X
  • LINE
  • hatena
門を開けて山頂への階段を登るお花講(昨年)
門を開けて山頂への階段を登るお花講(昨年)

 大山が一年間で最も賑わう『夏山』―。7月27日(金)には、大山阿夫利神社(目黒仁宮司)下社で夏山到来を告げる神事『山開き祭』が執り行われ、山頂へ向かう入り口『登拝門』の扉が東京日本橋のお花講により開けられる。

 夏山シーズンになると、関東一円から大山講の人々が集まり、白浄衣姿で大山山頂を目指して登拝する。その姿は、古くからの風物詩として、落語『大山詣り』としても書かれているほど。

 現在は、多くのハイカーや登山客などで賑わう大山だが、明治初年の神仏分離までは夏山期間以外は信者しか入山できなかったという。下社から山頂への入り口にある登拝門は、その当時の名残として今に伝わるもので、夏山期間以外は扉の半分が閉ざされている。

 この登拝門の鍵は、元禄年間より「お花講」が所有。毎年、夏山初日には60人以上のメンバーが集まる。当日は神事の後に、お花講の手によって半分閉まった登拝門を完全に開けられ、夏山がスタートする。その後、講のメンバーは「さんげ、さんげ、六根清浄、お山は晴天、六根清浄」と唱えながら、山頂を目指す。この「さんげ」とは懺悔、「六根」とは眼・耳・鼻・舌・身・意の六感を意味し、大山に参拝することで過去の罪悪を神に告白し、身を清めるとされている。

 また、この登拝門は長年の風雨による傷みが激しく、お花講による修復計画が進められている。27日の山開き祭では、新たな門の完成を祝う「通り初め竣工式」も行われる予定。

 夏山シーズンは8月17日(金)まで。
 

神事は午前9時頃から行われる
神事は午前9時頃から行われる

伊勢原版のトップニュース最新6

後世に伝えたい

伊勢原女性農業者連絡協議会

後世に伝えたい

「伊勢原の食と行事」発刊

5月3日

市が購入費用を助成

自転車用ヘルメット

市が購入費用を助成

1個につき最大2千円

5月3日

大山で宿坊体験

自修館中等教育学校

大山で宿坊体験

納太刀やとうふ作りも

4月26日

給湯器点検商法にご用心

給湯器点検商法にご用心

相談件数が急増

4月26日

受粉作業佳境に

伊勢原産ナシ

受粉作業佳境に

市内農家で

4月19日

車いす「だからこそ」

葉月流宗家

車いす「だからこそ」

日本舞踊で自己表現を

4月19日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月5日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

  • 1月26日0:00更新

伊勢原版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook