今年4月、11年ぶりに再開した神奈川県立伊勢原射撃場(上粕屋2380)で7月24日、国民体育大会関東ブロック大会のクレー射撃競技が行われた。再開後、初の主要大会とあって会場には県内外から100人以上が集まった。この機会に伊勢原をPRしようと、市推奨みやげ会では会場に推奨みやげ品の販売ブースを設置。みやげを買い込む選手も見られるなど盛況だった。
大会当日、射撃場の周辺には「多摩」「とちぎ」「熊谷」「群馬」など県外ナンバーの長い車列ができた。この大会では、1都7県(神奈川・千葉・埼玉・栃木・茨城・群馬・山梨)の代表選手による団体戦と個人戦がそれぞれ行われた。9月に開催される東京国体の予選会を兼ねていたこともあり、当日は雨天にも関わらず多くの人が集まった。
市商工観光振興課と市観光協会では、伊勢原を広くアピールしようと、伊勢原市推奨みやげ会に出店を打診した。
発信に手応え
当日、ブースにはスタッフ2人が立ち、接客。競技の合間に立ち寄った選手・関係者のほとんどが伊勢原市外から来た人ということもあり、みやげ品を選びながら「なぜこまが売っているの」「酪農がさかんな地域だと始めて知った」などと話す人の姿も見られた。
群馬県から審判として参加した柳澤満さん(79歳)は大山こま最中とおから味噌を購入。「伊勢原をゆっくり観光できるわけではないので、こうしたみやげコーナーはありがたい」と話し、「また来たい。次回はもっと色々なみやげを買いたい」と期待していた。
接客にあたった観光協会の松藤美鈴さんは「大会の最中だったのであまり大きな声で『いらっしゃいませ』と言えなかったのが残念」とコメント。それでも、「たくさんの方がお越しくださり、伊勢原を市外に発信できた」と手ごたえを感じた。 一方、品ぞろえの少なさを来店者に指摘されたこともあり、「今回の課題を解決してまた出店できれば」と話した。
今後の出店も
伊勢原射撃場が大山に並んで市外・県外からの来訪者が多いことから、商工観光振興課や観光協会では今後も主要大会のたびにブースを出したい考え。
射撃場を管理する神奈川県射撃協会の葛谷寛一事務局長も「地域振興の一環として、できる限りのご協力をさせていただきたい」と話している。
射撃場では、8月24・25日にもライフルの大会が行われる予定。出店は現在、検討中だという。
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