昨年のキックオフイベント。左から高山市長、河村さん、黒岩知事
あの日の約束が現実になる―。かながわ観光親善大使を務める歌手の河村隆一さんが10月11日（土）、大山阿夫利神社社務局の能楽殿でライブを行うことが分かった。県が進める新たな観光の核づくり認定事業「平成大山講プロジェクト」のキックオフイベントが昨年８月に同所で開かれた際、ゲストとして出席した河村さんは「いつか大山でコンサートを」と語っていた。
平成大山講プロジェクトは、市・県が地元企業などと協力して観光客誘致を図るというもの。横浜・鎌倉・箱根に次ぐ第４の国際観光地を模索する県は昨年２月、このプロジェクトを核づくり事業として認定。さまざまな支援を行っていく体制が確認された。
こうした背景のもと、昨年のキックオフイベントに臨んだ河村さんは、幼いころ大山こまで遊んだことや、学生時代に伊勢原へよく足を運んだ思い出話を披露。「（観光ＰＲとして）大山でコンサートを開き、音楽の文化を発信できれば」と、馴染みある土地でのライブに意欲をみせていた。
協賛席も
キックオフイベント終了後から、市は河村さんサイドにライブ開催を打診。河村さんと親交のある黒岩祐治知事の働きかけもあり、実現に至った。市では、10月７日（火）・８日（水）に能楽殿で行われる火祭薪能と合わせ「大山石尊芸術祭」と銘打ち開催する方針だ。
チケットは全席指定４千円（税込）。８月１日（金）よりチケットぴあ、伊勢原市民文化会館などで販売開始。また、協賛者席もあり、協賛金１万円で２人分の席が提供される。協賛金の募集は今日６月27日（金）から。
トリプルミリオンを達成
河村さんは、ロックグループＬＵＮＡ ＳＥＡのボーカルとして活躍し、90年代のビジュアル系ブームをけん引した。97年にはソロ活動も開始。同年リリースされたアルバム「Ｌｏｖｅ」はおよそ３００万枚を売り上げた。大和市出身。
問い合わせは伊勢原市役所／【電話】０４６３・９４・４７１１商工観光振興課
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