市民の運動習慣の定着と健康寿命を延ばすことを目的としたポイント制スポーツプログラム「クルリン健康ポイント」事業が9月3日、伊勢原市で始まった。
クルリン健康ポイントは、スポーツ庁の地方スポーツ振興費補助金を活用し、横浜市などの取組を参考に実施。一日の歩数に応じてポイントが加算され、貯めるとプレゼントをもらえる仕組みだ。参加者がモチベーションを保てるよう、毎月健康に関する講義も開催。講義や市主催行事への参加でもポイントを貯められる。
市が行った「市民の体力・スポーツに関する調査」(有効回答数1147人)によると、運動習慣のある市民は昨年度で54・5%。2010年度に比べ3・8ポイント増加しているものの、運動をする人・していない人の二極化が進んでいるという。市は2014年から全国の自治体が参加する住民参加型のスポーツイベント「チャレンジデー」へ参加するなど、これまで運動習慣定着をめざした活動を行ってきた。
継続の秘訣学ぶ
初日の9月3日には160人が参加。健康体力度測定や記念講演が行われ、東海大学の吉川政夫名誉教授が運動を継続するための秘訣を伝授した。市スポーツ課は「一人で続けるのは難しい。専門家にアドバイスをもらいながら、自発的に運動するきっかけになれば」と話す。参加した市内岡崎在住の近藤裕希子さんは「一度途切れても気持ちをリセットすることが大切。1日7千歩以上歩けるようにしたい」と話した。
事業は来年3月11日まで。市では参加者を追加募集している。対象は20歳以上の市民。定員30人。
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