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伊勢原版 公開:2017年6月30日 エリアトップへ

消防救助指導会 県大会1位で関東へ 引揚救助 伊勢原が上位独占

社会

公開:2017年6月30日

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1位を飾った警備1課のチーム
1位を飾った警備1課のチーム

 消防職員が救助技術を競う「第42回神奈川県消防救助指導会」が6月14日、厚木市の神奈川県消防学校で開催され、出場した伊勢原市消防署の警備1課・2課が引揚救助種目で1位・2位に輝いた。警備1課は、7月に開催される関東大会へ出場する。

 同大会は、消防職員たちが日頃の訓練の成果を発表するとともに、消防救助技術を競う場として毎年開催されている。陸上の部では引揚救助をはじめ、ロープブリッジ救出、はしご登はんなど7種目。水上の部は溺者搬送など7種目で腕が競われる。

 引揚救助種目は、地下やマンホールなどでの災害を想定したもの。空気呼吸器を着装した人が降下し、ロープを用いて要救助者を引き揚げる。採点は500点満点の減点方式で、減点のないチームからタイムの速さで順位が決まる。

 今大会、同種目には県内23チームが参加。伊勢原からは、警備1課と2課の2チームが出場した。当日は、両チームとも減点なしの満点を記録。時間も1課が77・4秒、2課が78・3秒の好タイムを記録し、1位・2位を伊勢原の2チームで飾った。関東大会への出場枠は4チームあるが、1市から1チームという決まりがあるため、今回は1課のみが関東へ進む。

 関東地区指導会は7月14日(金)に山梨県で開催される。はじめて挑むという小室祐介さん(28歳)は「関東大会は雰囲気も分からないが、今までやってきたことを出し切りたい」と意気込みを話した。

悔しさバネに訓練

 昨年の県大会では、良い結果が出せなかったという同チーム。一方、警備2課は3位に入賞し、その後の関東大会を1位で通過。全国大会へ初出場を決めた。警備1課リーダーを務める大森将史さん(35歳)は「昨年悔しい思いをしたので、今年は負けられないという気持ちで練習を重ねてきました。本番では過去の県大会で最も早いタイムを記録できたので嬉しい」と語る。

 訓練は、多い日には9時間を超えるという。「チームワークを深めるため、時には隊員の家族も呼んで訓練しています。家族もみんなで喜びを分かち合いました」と隊員たちは微笑んだ。

 出場隊員は以下(順不同・敬称略)。▽大森将史▽小室祐介▽池田吉章▽加藤文太▽藤川貴広

訓練のようす
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