市内の広場や道路など、自宅周辺の公共の場所を地域住民で一斉に清掃する「市民総ぐるみ大清掃」が、9月17日(日)午前8時から行われる。年に2回行われているこの清掃活動は、今年で40年目。80回目の開催を迎える。
市民総ぐるみ大清掃は、東京オリンピックを間近に控えた1964年6月、「美化清掃デー」として伊勢原町(当時)全体で清掃活動に取り組んだことがはじまりとなる。当時は全国各地で美化運動の推進がされており、伊勢原でも町長たちにより地域清掃に取り組むことが発案された。
その後も活動は継続され、1977年に現在の「市民総ぐるみ大清掃」のかたちで第1回を開催。以来、毎年大山登山マラソンを控えた3月と、伊勢原観光道灌まつりを控えた9月の日曜日に、継続して行われている。市環境美化センターの石田康弘所長は「みなさんの取り組みのおかげで80回を迎えられる。今後も大清掃をきっかけに、日頃から地域環境の美化意識向上につなげることができれば」と話した。
清掃活動は、市内102の自治会単位で行われる。当日は、各自治会の衛生委員らにより袋の配布や作業方法の指導などが行われ、参加者はごみ拾いだけでなく草刈りや落ち葉集め、不法投棄の収集など、さまざまな清掃を協力して行う。収集されるごみの量は、毎回およそ20トンにのぼる。
市衛生委員会で現在会長を務める武蔵郁夫さんは、20年にわたり欠かさずこの清掃活動に参加しているという。「継続していくことが大切。大人も子どもも地域一体となって自分たちの住む場所をきれいにしていきたい」と話した。
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