市内見附島の自修館中等教育学校(安井正浩校長)に4月11日、岩手県の宮古市立田老第一中学校(中屋豊校長)の3年生26人が訪問し、東日本大震災の経験と教訓を伝える「田老を語る会」を実施。両校で震災について考える交流会を行った。
自修館は東日本大震災が発生した2011年から毎年、生徒有志が復興ボランティアとして岩手県宮古市を訪問。その活動を通じて、現地の田老一中と交流を持った。昨年7月にも同所を訪れており、両校で避難道整備なども行っている。
今回の交流会は田老一中の修学旅行を利用して行われたもの。自修館3年生120人の待つ同校ホールを訪れた田老一中の生徒は、「田老を語る会」と題して、宮古市や同校の震災被害などを手作りのスライドを交えて発表。まだ半ばとなる復興への道のりとその思いを力強く語った。また語り部後にはグループディスカッションも行われ、両校生徒が震災について話し合い交流を深めた。
交流会最後には両校での合唱も実施。「人はひとりでは生きていけない。協力し合っていきたい」と自修館の小椋省英さん、田老一中の山本柊斗さんは「自分たちの経験を伝えることができて良かった」と感想を話した。
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