オンラインで開催された締結式
伊勢原市と明治安田生命保険相互会社平塚支社が、「健康づくりに係る包括連携に関する協定」を締結した。８月20日に伊勢原市役所で締結式が行われ、協定に基づき同社は市が開催する健康増進事業の周知などを行う。
今回の締結は、企業の知見を利用した事業の実施や市民への健康づくりの重要性を啓発することなどが目的。
市が健康づくりに関する協定を締結するのは今回が初めてで、同支社が自治体と同様の協定を締結するのは県内で19例目になるという。
この日の締結式には伊勢原市から高山松太郎伊勢原市長、宍戸晴一副市長、細野文和健康づくり担当部長、同支社からは浅野康支社長らが出席。新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、締結式はオンラインで開催された。
締結により、市が実施する健康に関する講座やイベントなどの健康づくり事業について、同支社が顧客向けなどに作成したチラシなどで市民に周知を図るほか、感染症対策や市が実施する予防接種の啓発などを行う。
また顧客などを対象に同社が主催する健康づくりに関する講座に、市民の参加が可能になる。
高山市長は「伊勢原は医療機関に恵まれている反面、医療費の増大など課題が多い。協定の締結でより多くの市民に、健康づくりの情報提供が可能になるとともに、新たな健康事業の実施につながる」と期待を寄せる。
同社の浅野支社長は「地域住民の健康寿命の延伸や、地域の活性化につなげていければ」と話した。
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