伊勢原市のホームページで公開している、ワクチンメーターの一部を拡大して表示＝９月28日
伊勢原市で新型コロナウイルスワクチンを２回接種した人が、市全体人口（10万１６８９人）の５割を超え、54・５％に上ることが、９月28日に分かった。65歳以上の高齢者では、接種対象者（２万７７４７人）の88・９％が２回目の接種を終えている。
市では、ワクチン接種状況を可視化した「伊勢原市コロナワクチンメーター」を、市ホームページ上で今年６月下旬から公開している。市民からの声を受けて設置したもので、円グラフを使って「65歳以上」と「市全体」を表示。１回目と２回目の接種済み人数、接種率を速報値として毎週火曜日に更新している。
市全体で２回接種を終えた割合は、９月21日時点で49・６％。翌28日の発表では、４・９ポイント増えて54・５％で５割を超えた。65歳以上の高齢者は、０・３ポイント増えて88・９％が２回目の接種を終えている。
市健康づくり課感染症対策担当によると、ワクチンの接種を受けられるのは12歳以上のため、０歳から11歳までを除いた接種対象者全年齢の場合、２回目の接種を終えた割合は28日時点で60・８％になるという。
集団・個別の２体制を継続
市内のワクチン接種（９月28日時点）は、行政センター体育館で毎週土・日曜日に実施する集団接種と、市内34医療機関で実施している個別接種の２体制で進められている。集団接種は週２日間で３０００人、個別接種は１週間あたり２９００人が接種できる。
一方で、集団接種は、今後のワクチン供給の見通しが立たないことから、９月16日時点で新たな予約を一旦休止している。同担当は、「接種を希望している人が受けられるように、準備を進めているが、ワクチン供給について県からの連絡を待っている状態。次回の予約時期は、決まり次第ホームページでお知らせします」と話す。
ワクチン接種に関する問合せは、コールセンター【電話】０５７０・０９０・６５５（午前８時45分から午後５時）へ。
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