神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
伊勢原版 公開:2022年1月14日 エリアトップへ

ロボットコンテスト 杉山兄弟が上位独占 初出場の目視部門で栄冠

社会

公開:2022年1月14日

  • X
  • LINE
  • hatena
ロボットと賞状を手にする兄の修一さん(左)と弟の大知さん
ロボットと賞状を手にする兄の修一さん(左)と弟の大知さん

 市内下糟屋在住の杉山修一さん(成瀬中1年)と大知(だいち)さん(成瀬小4年)の兄弟が、このほど行われた「ヒト型レスキューロボットコンテスト」の目視部門に出場。大知さんが優勝、修一さんが準優勝に輝いた。

 同コンテストは、ヒト型ロボット1台と操縦者1人で参加するロボット競技。災害救助を題材とし、競技を通じてものづくりの楽しさを伝えるとともに、防災や減災の大切さや難しさを考える機会の提供などを目的に、2009年から開催されている。

 競技は、約4m×2mのフィールド内で全長40cmほどのロボットを操作し、「トンネルくぐり」「段差乗り越え」「ガレキ除去」「要救助者搬送」の4つの課題で、かかったタイムなどを競う。今大会は新型コロナウイルス感染症を鑑み、課題を動画で撮影し、投稿するというリモート形式で行われた。

 目視部門は、競技時間や要救助者の救助方法などが審査され、総合ポイントで順位が決まる。

 大学生や短大生など12人が参加する中、杉山兄弟が1位、2位に輝いた。兄の修一さんによると、要救助者に見立てた人形を本当の人のように優しく運ぶため、ロボットの腕の関節の可動域を増やしたり、上半身と下半身が別々に動くようなプログラムを作ったという。「優勝できると思っていたので悔しい。来年はさらに難しい部門に出場し優勝したい」と意気込みを語った。

 弟の大知さんは兄が作ったプログラムで出場。総合ポイントで兄を上回り優勝したが、審査員ポイントなどで兄を下回ったため「お兄ちゃんに全部勝ちたかったので悔しい」と話していた。

プログラムを自身で作成

 杉山兄弟がロボットに興味をもったのは、兄の修一さんが小学2年生の時。厚木市内でロボットイベントや講習会などを行っている、ロボットゆうえんちで、小学生ロボットバトルを目にしたのがきっかけ。

 もともとプラモデル作りが好きだったことから、弟も一緒に大会に参加するようになり、プログラムも学ぶようになったという。今回のプログラムは、父親の順一さん(40)とロボットゆうえんちが一部修正し、約3カ月かけ、100回以上練習して動画を投稿した。順一さんは「どちらかが優勝できると思っていたのでとても嬉しい」と喜びを語った。

伊勢原版のトップニュース最新6

後世に伝えたい

伊勢原女性農業者連絡協議会

後世に伝えたい

「伊勢原の食と行事」発刊

5月3日

市が購入費用を助成

自転車用ヘルメット

市が購入費用を助成

1個につき最大2千円

5月3日

大山で宿坊体験

自修館中等教育学校

大山で宿坊体験

納太刀やとうふ作りも

4月26日

給湯器点検商法にご用心

給湯器点検商法にご用心

相談件数が急増

4月26日

受粉作業佳境に

伊勢原産ナシ

受粉作業佳境に

市内農家で

4月19日

車いす「だからこそ」

葉月流宗家

車いす「だからこそ」

日本舞踊で自己表現を

4月19日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月5日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

  • 1月26日0:00更新

伊勢原版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook