7月は国が定める青少年の非行・被害防止全国強調月間であることから、12日に伊勢原駅周辺で、伊勢原市と市青少年相談室補導員連絡協議会(影浦寿満子会長)、伊勢原警察署が街頭啓発キャンペーンを開催した。
キャンペーンは薬物乱用や性非行などの多くの問題を抱える青少年を、非行行為や被害から守る気運の醸成や、非行被害防止に対する理解を深め、青少年の健全な育成の推進が目的。
この日は薬物乱用防止啓発チラシや20歳未満の喫煙防止、インターネット啓発チラシなどを入れた不織布バッグ約300個を用意。補導員や市職員、警察署員らが「青少年の非行防止キャンペーンです」と声をかけながら、帰宅途中などの駅利用者に配布した。
影浦会長は「3年ぶりに街頭キャンペーンができた。若者以外にも啓発物品を受け取ってもらえたので、良い効果が出ることを期待している」と話す。
伊勢原警察署によると、市内の少年補導人数は年々減少傾向にあるという。人数は2021年は448人、20年は552人、19年が565人となっている。同署生活安全課の担当者は「スマホの浸透で家にこもることが多くなったのが原因の一つでは。以前に比べ深夜の徘徊などが減り、子どもの姿を夜中に見なくなったという報告もある」と話している。
さらに「SNSで探したバイトが振り込め詐欺に加担するものだったり、ワイセツな画像を送ってしまって、青少年がトラブルに巻き込まれる危険も増えているので気を付けてほしい」と注意を呼びかけている。
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