市内在住で、藤沢清流高校2年生の小川希花(きはな)さんは4月23日、都内のムラサキパーク東京で初開催された「日本スケートボード選手権大会」(日本ローラースポーツ連盟主催)女子の部で3位に入賞。2020年東京五輪の日本代表候補となる強化指定選手に選ばれた。
同大会には10代を中心に国内外で活躍する男子49人、女子14人が出場した。手すりや段差、縁石などが設けられた「ストリート」と呼ばれる会場を舞台に、1分間のライディングを2本実施。時間内で技を自由に繰り出し、5人の審査員の評価点で順位を競った。
力強いダイナミックな滑りが特徴の小川さんは30分間の公開練習の後、11番手としてプレー。ジャンプ時にボードを横回転させる「ヒールフリップ」や、ボードの片側のみを縁石にのせて滑る「50-50グラインド」などに挑戦したが、1本目ではミスが目立った。「練習で温めた体が冷え、緊張もあって萎縮してしまった。自己評価で65点の出来栄え」と悔しさをにじませる。続く2本目では出だしから失敗してしまうが、「もう後がない」と気持ちを奮い立たせて滑走。46・3点をマークし、3位入賞となった。「完璧な滑りとは程遠く悔しい思いをしたが、次への課題が見えた試合だった。1位の選手に近づくためにこれからも練習を重ね、苦手分野を克服していきたい」と意気込んだ。
小川さんは日本代表選手の切符をかけ、6月に行われる国内合宿に挑む。
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