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藤沢 文化

公開日:2023.10.31

湯しぶき 境内に舞う
白旗神社で湯立神楽

  • 湯を散らして参列者の災難病魔を祓う神職

 熱湯に浮かびあがる湯玉でその年の吉凶を占う「湯立神楽」が10月28日、白旗神社(藤沢)で行われた。

 江戸時代から受け継がれる藤沢市指定重要無形民俗文化財の同神楽。この日は穏やかな秋晴れに恵まれ、多くの来場者が境内に集まった。

 神職による「打囃子」や「初能」などが行われた後、同神楽を象徴する「掻湯」では御幣の串で大釜の湯をかき回し、立ちのぼった湯玉を見た鈴木大次宮司は「とてもたくさんの湯玉がのぼった。来年は良い年になる」と話した。その後の「湯座」では、舞手が笹の葉を湯に浸し、参列者の頭上にしぶきを散らして無病息災を願った。

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