任期満了に伴う藤沢市長選が11日に告示され、いずれも無所属で、新人で元県議の国松誠氏（62）、新人で政治団体代表の相原倫子氏（63）、現職で４選を目指す鈴木恒夫氏（74）の３氏が立候補を届け出た。７日間の舌戦がスタートし、各陣営が藤沢駅前などで支持を訴えた。投開票は２月18日。
国松氏は、「藤沢は、もっとよくなる」をスローガンに掲げる。現職が市長の在任期間を３期12年までと努力義務で定める条例に抵触していると批判。小中学校給食の無償化や津波避難計画の見直し、医療介護人材の拡充などを訴える。
相原氏は自民党派閥の裏金問題などに触れ、「自民党系候補の金権政治から市民の声を生かした市政をつくる」と主張。大型開発よりも老朽化したインフラ施設の改修を優先すべきとし、国民保険料の値下げやごみ袋半額などを公約に掲げた。
鈴木氏は「さらなる挑戦」を掲げ、３期12年の実績を強調。市の人口が約３万人増えたことなどに触れ、子育て支援策や高齢化対策の充実、「健康寿命日本一」に向けた取り組みをあげ、「誰一人取り残さないまち」を進めると主張する。
期日前投票は12日から17日まで市役所と７カ所の市民センターで受け付ける。10日現在の有権者数は37万１７０人（男18万１４１１人、女18万８７５９人）。
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