改修工事のため昨年12月から閉鎖していた新江ノ島水族館のイルカショースタジアムが16日、リニューアルオープンした。ショーの再開を待ち望む大勢のファンが駆けつけ、宙を舞うイルカや飼育員に喝采を送った。
「イルカショースタジアム、再開しました」。初回のショーで飼育員の男性が高らかに宣言した。
リニューアルオープンは同日から始まった同館20周年企画の一環。老朽化した天井を刷新し、座席を再生木材を使った素材に切り替えた。
この日は平日にも関わらず640人超が観覧し立ち見が出る盛況ぶり。「20」のバルーンを持参し観覧席から周年を祝った20代女性は「4カ月待ちわびた。久しぶりに観られて楽しかった」と満面の笑みを浮かべた。
20周年特別展
同館は2004年に前身の江の島水族館が移転しグランドオープン。今年旧館時代から数えて70周年にあたる。
特別展では、日本で初めて繁殖に成功したアカクラゲや11代目になる同館生まれのカタクチイワシをウェルカムラウンジに展示。20年の歴史を記録写真や動画、生態標本展示、実物大パネルで紹介する「えのすいヒストリー」や旧館時代から人気者だったミナミゾウアザラシの「みなぞう」の等身大パネルも登場し、全館でさまざまな企画を展開している。
同館の崎山直夫館長は「特別展を通じて20年続けてきた歩みを感じてもらえたら。今後も地域にとって必要な施設であり続けたい」と話し、来場を呼び掛けた。
特別展は7月7日まで。入館は大人2800円。問い合わせは同館【電話】0466・29・9960。
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