待ち時間のお供に、読書はいかが――。
湘南台市民センターにこのほど、「ちょこっとしょかん」と名付けた小さな図書コーナーが登場した。市内では最も窓口利用者が多く、混みがちなことから「利用者のストレスの軽減になれば」と若手職員が発案した。
スポーツに芸術、料理、小説、エッセイ、絵本など窓口前に設置された2カ所の図書コーナーにはバラエティー豊かな計約50冊が並ぶ。発案したのは地域づくり担当の大槻祐太さん(26)。昨年3月、近隣にある市総合市民図書館の職員との意見交換があり、寄贈本や古くなった図書など同館で活用しきれていない本があることを知った。
同館が近くにある同センターには他のセンターとは異なり、図書室が併設されていない。図書の有効利用は双方の課題解決にもなると考え、プロジェクトをスタート。庶務担当の磯崎結花さん、磯栄光さんにデザインやポップ作成の協力を仰ぎ、手作業で仕上げた。
配架された本はその場で閲覧でき、持ち帰ることもできる(貸出は不可)。今後は利用状況をみながら定期的に入れ替えも行うといい、大槻さんは「気軽に手に取って。住民の皆さんが市民センターに足を運ぶきっかけにもなればうれしい」と笑顔を見せた。
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