亀井野に住む大西薫さん宅の玄関前で21日ごろ、ニューサイランの花が開花した。
ニューサイランはニュージーランド原産の植物。株元から細い葉を扇状につける。開花は30年から40年に一度と言われており、家主を驚かせている。
近所には植えられている住宅が他にも複数あるが、開花したのはここだけだという。
開花前、娘の希さん(10)が、玄関前の株から1本だけいつもと様子が違う茎が伸びているのを発見した。最初は見慣れない光景に、「気持ち悪いなと思った」と希さん。そのうち茎にはつぼみがつき、だんだん暗赤色をまとうように。見た目の不気味さから「毒がある植物だったら怖い」と不安になったが、薫さんが調べると開花が珍しいニューサイランの花だったことがわかった。
希さんは判明後から毎日、写真を撮ってスライドショーに記録をまとめたり、落ちた花を分解して観察したりと熱心に世話をしている。希さんによると花弁は6枚で、ブドウの皮のような匂いがするそうだ。
ニューサイランについて「大事に育てていきたいと思います。この後どんな風に枯れていくのかなどしっかり記録していきたい」と今後の展望を語った。
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