「アナ雪」では大きな振り付けも
藤沢西高校（片英治校長）コーラス部が８月30日、湘南中央病院でミニコンサートを行った。これは、入院中の患者に歌を通じて心和む時間を届けたい、という生徒たちの思いから初めて行われたもの。当日は部員10人が同院を訪れ、患者とその家族、関係者ら約30人の前で歌声を披露した。
「60年前思い出す」
コンサートは、映画「天使にラブソングを」のゴスペル曲で始まり、続けて合唱と独唱を使い分けながら名作アニメの主題歌などを歌い上げた。またディズニーの「アナと雪の女王」のテーマ曲では観客も振り付けで参加し、童謡・唱歌の「赤とんぼ」「ふるさと」では部員たちとともに歌うなど、会場全体で盛り上がりを見せていた。
予定のプログラムが終了した後には客席からアンコールの声が上がり、ポップス曲「ハナミズキ」を歌って幕を閉じた。
患者からは「60年以上前に歌った曲もあり、昔を思い出した」「若くてきれいな声に感動し、涙が出てきてしまった」などの感想が聞かれた。
同部の大石ひなの部長（２年）は「人生の大先輩たちに、自分たちの歌を聞いてもらえて良かった。皆さんが笑顔を見せてくれたことが嬉しい」と語った。
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