全国の高校野球OB選手が出場する「マスターズ甲子園2015」。11月8日に雨天順延となった最終日が12月2日に阪神甲子園球場で行われ、神奈川県代表の藤嶺藤沢高OBチームが第2試合に登場した。
初出場となった藤嶺藤沢高OBは、愛媛県代表の新居浜東高OBを相手に初回4点、3回に2点を奪うも、2回から5回まで毎回得点を許し、突き放しても再び迫られる苦しい展開に。
4回には、今年から同校で非常勤コーチを務める元プロ野球西武の石井貴投手が登板したが、味方の失策も絡んで3安打2失点。6対5の1点差となった。その後、4点を取られ逆転を許したものの、7回に9対9の同点に追いついた。
時間制限により最終回となった8回表。藤嶺藤沢高OBは1死三塁から適時打で1点を勝ち越すと、その裏の攻撃をしっかりと抑え、両軍合わせて26安打の熱いシーソーゲームを制した。
同大会では、各チーム1試合のみ。神奈川県から過去に出場した5チーム全てが勝利を収めているとあって、山田光雄監督は、「ベンチにいる43人全員を使いたい思いと、神奈川県の連続勝利記録を途絶えさせてはいけないプレッシャーとがあった」と明かす。「メンバーのうち、30人は現役時代補欠。普段の練習では打てない選手が甲子園で次々にヒットを放つ場面もあって、思いの強さに感動した」と話した。
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