神奈川県議会議員 岩本一夫 寄稿 監査委員の役割
本年、私が県の監査委員に任命された。県には5名の監査委員がおり、内3名は公認会計士や弁護士などの有資格者。2名は議員の中から知事が任命する。任命するとは言え、あらかじめ議会内での調整が行なわれるのは言うまでもない。
監査委員の仕事は行政各部局・財政援助団体(県が出資している財団など)等の現金の流れの公正性を質す財務監査と、事業が公金の支出として公正か否かをチェックする行政監査がある。また納められた税金の出納や運用方法、あるいは住民監査請求の妥当性をチェックする機関である。
監査委員は協議して結論
を出す合議制でなく委員一人一人の意見がそのまま生かされる(独任制)ため「監査委員会」とは呼ばない。
県予算の決算に対しては監査結果報告書を策定し、意見を付して知事に手渡す。ちなみに監査委員の審査資料、部局毎に提出される「定期監査決算審査説明書」は800〜千頁に及ぶ。
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