梅雨空でも快勝！ シュート18本で草津圧倒
攻撃の起点として活躍したハン・グギョン
７試合を終えて３勝３分１敗。上々の滑り出しを切ったと言える湘南の今季の特徴は、安定した守備。ベテランＧＫ西部を中心としたディフェンス陣は、これまでリーグ最少の３失点しか許していない。昨季の失点の多さを考えれば十分に満足すべき内容だが、待ち望んでいたのはこんな試合だったのではないだろうか。
草津をホームに迎えた第14節。梅雨の重苦しい空気を切り裂くように、湘南は試合開始早々からゴールの意識が高く、おもしろいようにシュートを打ち続ける。その勢いは草津の反撃チャンスをも阻み、パスカットからゴールを狙う姿勢は爽快そのもの。25分に臼井のクロスからダイレクトで放った高山のボレーシュートなど、見るものをワクワクさせるシーンが続く。
だが、あと一歩のところでどうしてもゴールに結びつかない。こんな時、サッカーでは概して、逆にやられてしまうことがあるが、この日の湘南にとってそんな心配は無用だった。39分に永木がじっくりと狙いを定めて約20ｍのミドル弾を突き刺すと、後半も勢いはそのまま。早々に坂本がＪ通算50得点目となる追加点を決め、勝負あり。もちろん、安定した守備陣はこの日も完封だった。
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