被害者救済の連携強化 支援ネットが会合
大磯・二宮地区被害者支援ネットワーク連絡協議会は6月29日、大磯警察署で会合を開いた。同署や大磯・二宮両町、東海大学付属病院、平塚保健福祉事務所、法テラス小田原支部、不動産会社などの関係機関・団体の代表者ら28人が出席。犯罪や交通事故に巻き込まれてしまった被害者とその家族らが必要とするケアの重要性や拡充などを確認し合った。
被害者支援の取り組みや現状について県警本部の被害者支援室長が講演。「身体的・経済的・精神的な苦しみや困難を負った被害者の心情に対して、まだまだ配慮が不足している。特に性犯罪の被害者の約6〜7割は誰にも相談できずに悩んでおり、それぞれの持ち場で被害者の背中をそっと押してあげる支援の輪と理解をさらに広げていく必要がある」と語った。
同協議会は2007年12月発足。警察・行政・民間が連携して被害者をサポートするのが役割。相談窓口の紹介や医療提供、損害賠償手続き支援、一時避難施設への保護などを行う。
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