サツマイモに花 大磯・佐藤美生さんの畑で
まるでアサガオのような花だが、よく見るとちがう。9月下旬、花を発見した大磯町国府本郷在住の佐藤美生(びせい)さんは知人に電話。疑う知人を説得して呼び寄せると、相手は驚きを隠せなかったという。何せ、サツマイモに花が咲いたのだから。
佐藤さんは自宅隣に借りた畑で、3年前からサツマイモを栽培している。それでも、「花が咲いたのは今年が初」(佐藤さん)。白い花びらに中心部が紫色。アサガオによく似ているが、本州などの温帯地域では開花しにくいという。
大磯町内で約15年間農業に従事し、サツマイモも手掛ける西川重彦さんは、「花が咲くのは聞いたことはあるが、まだ見たことはない」というほど、珍しい現象だそうだ。
実は、佐藤さんは花を見つける5日ほど前、一部のサツマイモを収穫。しかし、未成熟だったため、残りの収穫は延期した。そして花が咲いた。「まさに偶然の産物だった」と佐藤さんは喜んでいた。
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