大磯町、二宮町、中井町における２０１２年１月から12月までの火災件数と救急件数がまとまり、各地の管轄消防署・消防組合から発表されている。
大磯町消防署発表による２０１２年中の火災・救急件数は、火災発生件数が11件と昨年比３件増加した。主な内訳は建物火災が４件、その他火災が７件で、その他火災の多くは枯草火災だった。救急件数は１４９６件で、昨年比で47件の減少。管内での交通事故減少が要因とみられている。
二宮町消防署発表による２０１２年中の火災・救急件数は火災発生件数が６件と、昨年比で１件減少。主な内訳は建物火災が２件、車両火災が２件（死者１人）、その他火災が２件だった。救急件数は１３５２件と、昨年比１４１件と大幅な増加だった。二宮町消防署では「高齢者の増加に伴う出動回数の増加があるのでは」と分析する。
足柄消防組合がまとめた中井町の２０１２年中の火災発生件数は７件で、昨年比で２件増加した。主な内訳は建物火災が３件（東名高速道路下り中井ＰＡ火災含む）、車両火災が１件（東名高速道路内）、その他火災が３件だった。救急件数は４１４件で、昨年比で６件の減少。内訳としては急病が最多で３１３件だった。
高齢者の増加に伴い、全国的に救急の出動件数は増える傾向にあるという。各消防署・消防組合では「苦しい時には無理をせずに救急車を呼んでほしいが、台数に限りもあり、今後も救急車の適正利用にご協力をお願いします」と呼びかけている。
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