仕事の現場に学ぶ 二宮西中生徒が職場体験
働くことの意義や将来の職業選択、自分の適性などについて考えるきっかけにしようと、二宮西中学校(作田雅弘校長)の2年生が2月1日、二宮町内と近隣市町の事業所や店舗、幼稚園、図書館、警察署などで職場体験学習を行った。
二宮町消防署には生徒9人が訪問。車両や器具などの説明を聞き、実際に消防士が着ている消防服を試着した。熊倉葵さんと大町暖さんは「重い。さらにボンベを背負って走るのは大変だ」「自分だったら動けない」と苦笑い。
また、救急救命士から救命活動の内容について学び、点滴用の針や気管挿管に用いる管を手に取って見た。「仕事中、心がけていることは何ですか」と質問し、「さまざまな状況に迅速に対応できるよう常に準備すること」という隊員の答えをノートに書きとめた。市川大地さんは「人命を守る使命を持ったこの仕事に関心を持てた」と職場体験を振り返った。
タウンニュース平塚支社の大磯・二宮・中井編集室では上野夏綺さんが1日記者を体験した。記事の要素である「いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように」を意味する「5W1H」に関する講義を受けた後、取材に同行。二宮町消防署で体験学習をしている同級生の様子を取材した。一眼レフカメラを構えて撮影にもチャレンジ。取材メモを元に原稿を書き上げた。
文章を書くことが好きだという上野さんは「取材で見聞きしたことをまとめて発信する仕事にとても魅力を感じた。読み手のことを考え、描写の工夫や鋭い観察力が必要だと思うが、記者を目指したい」と将来の抱負を語った。
|
|
|
|
|
|