恋と友情と冒険の物語 二宮の友紀圭さん著
二宮町在住の友紀圭さんが小説『恋と呪いとジンベエ鮫』(文芸社)を出した。
物語は、跡継ぎ問題に悩む国王のもとから姉妹の姫と兵士が失踪して始まる。10年後。呪われた島に上陸し、消えた姫たちの謎を解く泥棒と元役人。恋と友情と冒険、登場人物の心の闇を描くファンタジーなミステリー小説だ。二宮の吾妻山から名称をつけたという、島国「吾妻」が出てくる。
友紀さんは二宮西中学校、二宮高校出身。2児の母。7年ほど前、まだ小さかった長女と一緒にディズニー映画やテレビアニメなどを見ているうちに小説の着想を得て、約4カ月で書き上げたという。この時は出版にこぎつけることができなかったが、チャンスが再び到来。登場人物を1人減らし、文章を半分に削って書き直した。「ストーリーは急展開になったけれど、漫画のように一気に読める小説になった」と友紀さん。
「中学生や高校生に一番読んでもらいたい。本を読むきっかけにしてもらえれば嬉しい」と話す。
二宮駅南口の伊勢治書店と友紀さんの実家の自転車店YOUSHOPヒロサワ(【電話】0463・72・0358)ほかでサイン本を置いている。600円+税。
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