アオバトが飛来 大磯の照ヶ崎海岸
大磯町の鳥に指定されているアオバトが、今年も照ヶ崎海岸に飛来した。4月下旬から姿を見せ始め、岩礁で羽を休めながら窪みにたまった海水を飲む姿が町民の目を楽しませている。
アオバトは全長30cm程の中型の鳥で、全体に緑色でのど元は鮮やかな黄色。日本や台湾、中国南部などに広く分布する。夏になると繁殖の時期を迎え、大磯の照ヶ崎海岸に飛来するアオバトは丹沢山地に生息する群れと見られている。
飛来は5月中旬から9月下旬まで続き、ピークは7月から8月にかけて。早朝には大きな群れでやって来ることもあり、多い時は1日に3000羽近い数が飛来することもあるという。国内最大級のアオバト飛来地として知られ、1996年に神奈川県の天然記念物に指定された。
アオバトは果実や木の実を好むが、これらにナトリウムが含まれていないため、食べ物の栄養吸収に必要なナトリウム・カリウムの体内濃度を調整するために海水を飲むと言われている。
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