二宮町の第4回町議会定例会が12月25日(木)まで開かれている。
町長・町議会議員ともに改選後初めての開催となる今定例会。初日の17日に提出された議案は二宮町風致地区条例の制定について、平成26年度一般会計補正予算ほか計10件で、最終日の25日には副町長の選任について、教育委員会委員の任命についての2議案についても追加で審議される。
一般会計補正予算については、現在、借地として使用している二宮小学校敷地内の土地購入費2500万円など計5074万円余りを追加し、総額を77億8946万4千円とする見込み。副町長の選任については、11月30日付けで辞職した宮戸健次氏の後任、教育委員会委員の任命については12月2日付けで辞職した内海博治氏の後任をそれぞれ決めるための議案提出となる。
また、17日の本会議では村田邦子新町長が所信を表明し、それに対する総括質疑も行われた。村田町長は所信表明の中で【1】町の財政をゼロから見直す【2】安心して子育てできる、住みたい・住み続けたいまちづくり【3】毎日が楽しく安心・安全なまちづくりの3つの施策を掲げ、オープンでフェアな町政を行うことで未来を変えることに取り組みたいと、決意を述べた。
施策推進の方向性として、まず【1】については人口が減少し、高齢化がますます進行する中では行政主導によるまちづくりには限界が来ると指摘。少ない経費で大きな力を発揮する強い組織づくりが必要で、施設の役割見直しや土地の有効活用、財政のスリム化に着手する意向を伝えた。
また、【2】については豊かな自然環境などの資源を町外へアピールし、若い世代をターゲットに二宮町の魅力を発信。働きながら子どもを育てられる環境づくりや学習環境の更なるレベルアップを図り、子育て世代に選ばれるまちづくりを進めたいと述べた。
【3】については「まちづくり条例(仮称)」を制定し、町民不在の開発に歯止めをかける考え。さらに「空き家対策条例(仮称)」も制定。通勤圏としての利便性やマンション・戸建ての値ごろ感を強調し、子育て世代の定住促進を目指すとした。
なお、一般質問は22日(月)と24日(水)に予定。行政と各議員との間で論戦が展開されることになる。
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