「明日の西湘海岸を考える懇談会」の第1回が3月25日、二宮町の生涯学習センターラディアンで開かれた。国土交通省関東地方整備局と県が主催した。
懇談会は大磯町と二宮町、小田原市の副市町長、漁業協同組合や自治会、市民団体の代表者、学識経験者ほか委員23人で構成。初会合では国と県によるそれぞれの海岸保全対策事業についての説明と意見交換を行った。現地試験と調査の結果で、砂れき混じりの土砂を養浜に使うことで二宮の沖合に消波施設を整備しなくても海岸保全が可能であることなどを地元住民らが専門家に確認した。
西湘海岸は2007年、台風9号の影響による高波で西湘バイパスの一部が崩落、砂浜が消失する大きな被害を受けた。国は14年度から直轄事業として砂浜の回復と浸食対策に着手。総事業費約181億円を投じ、大磯港から酒匂川河口までの約13Km区間に(仮称)岩盤型施設6基、砂れきの流失を抑制する施設などを整備する。期間は31年度までの17年間。県は今年度、3万5350㎥の砂を供給する養浜と国府津地区での護岸かさ上げ工事を行う。
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