神奈川県は、県西地域2市8町を訪れる人が気軽に立ち寄って「未病を治す」取り組みを体験したり、それに関する情報を入手したりすることができる観光施設などを「未病いやしの里の駅」として登録する制度を設けている。現在、登録施設は72カ所。
「未病いやしの里の駅」は「食の駅」「運動の駅」「森の駅」「湯の駅」「集いの駅」の5種類。中井町からはJAかながわ西湘中井里やま直売所が「食の駅」に、中井中央公園が「運動の駅」に登録された。同直売所は中井中央公園内にあり、土曜日と日曜日に開店。地元の新鮮な野菜や果物、それらを使った加工品、特産品などを販売している。
森林浴やアスレチックなどが楽しめる「森の駅」は小田原こどもの森公園わんぱくらんど、県立西丹沢自然教室(山北町)など18カ所。「湯の駅」は温泉施設や旅館など15カ所。ダイナシティ(小田原市)、あしがり郷瀬戸屋敷(開成町)、ブルックス大井売店など8カ所の「集いの駅」では気軽に未病チェックができる。
心身をより健康な状態へ近づけることを意味する「未病を治す」をキーワードに、県西地域活性化プロジェクトを県が昨年3月に策定した。豊かな自然と山海の幸、温泉などの資源を活用し、食や運動、ライフスタイルを見直す実践の場として同エリアの魅力を発信するとともに、拠点整備を進めている。
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