大磯プリンスホテルで1月27日、大磯町・二宮町と平塚市の消防本部による合同防災訓練が行われた。
建て替えを控えている同ホテルの協力で初めて開催。3地域の消防隊員や、ホテルの従業員が組織する自衛消防隊、大磯女性防火クラブの会員など約100人態勢で臨み、火災時の初動対応や相互連携について学んだ。
訓練は4階の客室から出火し、逃げ遅れた宿泊客が施設内に取り残されているという想定で実施。ホテルからの通報で駆け付けた消防隊が放水による消火活動を行い、屋上に避難した負傷者をはしご車で救出したり、ロープを張って担架を地上に下ろす斜めロープブリッジ救出を実演したりと、本番さながらの訓練を繰り広げた。
同ホテル管理マネジャーの榎本茂樹さんは「はしご車を使った訓練などは貴重な経験になった。お客様の快適な滞在のために、火災だけでなく台風や地震、津波などの自然環境のリスクと向き合いながら、日ごろから防災意識を高めたい」と振り返った。
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