大磯町消防署によると、8月31日までに熱中症で救急搬送された人は3人だった。10代と50代の男性、70代の女性で、いずれも屋外での発症。救急車がすべて出動していたため、二宮町の応援で搬送した人がほかに2人いた。
二宮町消防本部のまとめでは8人。20代と50代がそれぞれ1人、65歳以上の高齢者が6人と多数を占めた。熱中症を発症した時の状況は、ゴルフのプレー中や草刈り作業、エアコンを作動させていない就寝中など。お年寄りが徘徊しているうちに具合が悪くなったケースもあったという。
中井町の搬送者は5人で、20代が1人、40代と80代が2人ずつ。3人は屋外で発症し、スポーツや仕事、農作業をしていた。高齢者の1人は、脱水症状を疑った訪問看護師が救急車を呼んで運ばれた。5人とも軽症だった。
各消防では「9月も残暑が厳しく、油断できない。適切にエアコンを使ってほしい」と注意を促している。
救急の日イベント
9月9日(金)の救急の日にちなみ、救急車の適正利用などを呼びかける啓発活動やイベントが行われる。
大磯町内では、JR大磯駅前で朝の通勤・通学時間帯、スーパーたまや店頭で午前10時40分〜11時45分にキャンペーンを実施する。二宮町消防本部による「救急フェア2016」は西友二宮店駐車場で午前10時〜午後3時。心肺蘇生法とAEDの使い方の指導、保健師による健康相談などの催しがある。
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