大磯町特産の生食向け赤タマネギ「湘南レッド」が5月29日に初出荷を迎えた。JA湘南大磯支所で同日、出荷規格などを確認する目合わせ会があり、生産者が段ボールに詰まった約700kgの湘南レッドを持ち寄った。
大磯町では13戸が湘南レッドを栽培しており、6月中旬から出荷ピークを迎える。同JAによると、今年度は10t程度の出荷を見込む。
二宮町の旧園芸試験場で1961年に開発された品種で、黄タマネギよりも辛みや刺激臭が少なく、しゃきしゃきとした食感が特徴。「大磯湘南レッド」の名称でかながわブランドにも登録され、黄タマネギと比べ5割程度高値で取り引きされるという。
目合わせ会では、生産者とJA職員らがS〜3Lサイズの等級を示すスケールでタマネギのサイズを計測。外皮の日焼けや頭の部分の乾燥などを調べた。
JA湘南露地野菜部会大磯支部湘南レッド部の蓑島格造部会長(79)は「黄タマネギより収穫の手間はかかるが、今年は天候に恵まれて仕上がりがいい。水に通して辛みを取り、サラダなどで味わって」と話した。
大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|