任期満了に伴って11月に行われる予定の二宮町長選挙に、町議会議員の添田孝司氏(66)が無所属で立候補することを正式に表明した。
添田氏は3月30日、平塚市役所で会見。「今の町政には町の将来像が示されていない」と指摘、公約として行財政改革や情報開示、町民とのオープンな議論を通じた計画の策定などを挙げた。
人口減少を大きな課題と捉え、電線の埋設化などにより住宅地としての価値を高めることや子育て支援事業の質と育児世代の満足度の向上に取り組み、学校教育に積極的な投資をする考えを述べた。町づくりの方向性やビジョンを明確に描いたうえで財源確保にあたり、人件費の5%削減や事業の組み替えを視野に入れていくという。
ラディアン周辺への移転が決まった町役場庁舎整備については「町民との対話、議会や検討会での議論がなく、決定に至るまでの過程に問題がある」と見解。庁舎の整備手法調査とその結果判断にも疑問を投げ、他の公共施設との複合化を踏まえて新庁舎の機能を検討する必要性を提起した。
添田氏は同町出身。東京農工大学大学院修士修了。農薬・防疫用薬剤メーカーを退職後、2010年の町議選で初当選し、14年から16年まで議長を務めた。現在2期目。
町長選には現職の村田邦子町長が出馬する意思を表明している。
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