7月28日から29日にかけて本州を東から西へ横断する異例の進路を辿った大型の台風12号。大磯・二宮・中井の3町でも暴風・波浪・大雨(土砂災害・浸水害)・雷・洪水の注意報や警報が相次いで発表され、各町で避難所を設けるなどの対策がとられた。なお7月30日時点で、台風による被害の報告は3町ともに入っていない。
避難所を開設
台風の接近を受けて大磯町では、28日午後1時に大磯小学校と国府小学校の体育館に避難所を開設した。大雨警報の発表に伴い、避難に時間のかかる高齢者や障害者、乳幼児らとその支援者、川沿いや崖の付近に住む人などに避難開始を呼びかける「避難準備・高齢者等避難開始」を発令。大磯小に13人、国府小には6人が自主避難した。
避難所には避難者が体を休めるためのマットや毛布、配布用の水や食料などが用意された。50代の男性避難者は「自宅が海に近く、いざという時に高齢の母親がすぐに避難できないので念のため来た。安全が確保されたら帰宅しようと思っている」と話していた。午後9時25分に避難準備・高齢者等避難開始が解除され、避難所も閉鎖された。
二宮町では28日午後3時に一色小学校と二宮小学校、山西小学校の体育館に避難所を開設。大磯同様に「避難準備・高齢者等避難開始」が発令され、山西小に1人が自主避難した。避難所は午後9時50分に閉鎖された。
中井町は28日午後6時30分に井ノ口公民館と農村環境改善センターに避難所を開設した。避難者はなく、同館は午後11時40分、同センターは翌29日の午前3時20分に閉鎖された。
大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|