明治時代に創業した鮮魚店の5代目。地元の常連客のみならず、全国各地にファンを持つ。「一度も顔を合わせたことがないお客さんもいます」。贈答品を受け取った人が商品を気に入り、今度は自ら注文してくることがあるのだという。
店を継ぐように勧めた祖父の時代と比べて流通や冷凍・冷蔵技術が発達した今でも、作り置きはしていない。注文を受けてから魚をさばく。「『(どの魚がいいか)任せる』と言われたときはお客さんに試されているように感じる」と苦笑する。
市場では年下の同業者の話にも積極的に耳を傾け、最新の情報や経営ノウハウを仕入れる。「魚が嗜好品になりつつある」といい、「これからも自分のスタイルで商売をやっていく」ときっぱり。二宮町商店連合協同組合理事長。
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