―町長3期目を迎えた。
昨年は町の将来をどのようにしていくかを考え続けた一年だった。選挙で再び町の舵取りを任されたのは、町民が私の政策を支持し継続的なまちづくりを望んだ結果と受け止めている。ぶれることなく務めていきたい。
―明治記念大磯邸園の整備計画が進んでいる。
町が担う区域は、国と県の財政支援により、町の支出がない形で話が進んだことは本当にありがたい。10月から12月の記念公開には全国から1万人以上が訪れており、関心の高さを感じた。開園に向けて引き続き国・県と連携して進めていく。また明治150年で大磯が注目されたことで、旧吉田茂邸や郷土資料館の入館者数、大磯駅の乗降客数、町内の飲食店などにも良い影響が出ていると聞いている。こうした交流人口の増加を定住化につなげていきたい。
―子育て支援の取り組みは進んでいるか。
18年には県内初の公私連携幼保連携型認定こども園の開園や町立幼稚園での満3歳児保育が始まり、19年には東部に新たな子育て支援センターを整備する。病後児保育なども行っており、小さな町ながら子育て支援が充実していることが出生数の増加に表れてきている。
―18年の取り組みで他に印象に残ったものは。
産業能率大学と包括協定を結んだ。若い力を迎え入れ、一緒に町の活性化を図っていきたい。
―大磯港「みなとオアシス」の進捗状況は。
指定管理者も決まり、設計段階にある。民間のノウハウを生かして町の農業や産業の活性化につながる施設にする。20年度の供用開始を目指し、円滑に進めていきたい。
―大磯駅周辺整備は。
車や歩行者が入り交じって利用している状態で、高齢者などの交通弱者を優先しながら誰もが安全・安心に利用するためのルール作りの整備が必要。時間をかけてよく説明をしながら進めていく。
―中学校給食の再開は。
保護者や学校関係者でつくる検討会が議論を重ね、自校方式を主として再開に向けた調整を進めている。できるだけ早い再開を目指し、不退転の決意で取り組む。
―高齢者関連の政策は。
「終活」の普及に取り組む。独居や認知症など様々な心配事を抱える高齢者にとって、大磯で人生の最後をどのように迎えるかは大切な問題。講演会などの生涯学習を通じて認知度を高め、安心して最期を迎えられる町を目指す。
―2019年の抱負を。
これまでも24地区を回る卓話集会を開いてきたが、今年は町民の声に耳を傾けることにより力を注いでいく。年齢を問わず、大磯に住んで良かったという人が一人でも増えるような政策を進めていきたい。
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