県立大磯高等学校の1・2年生が、2月1日に近隣の企業や公共施設などで職場体験を行った。これは普段経験することの難しい分野の体験を通じて、生徒が将来の夢を育むための貴重な学びの機会にしてもらおうと同校が実施している「未来の夢講座」の一環。
保育園のサンキッズ大磯には高校生15人が訪問し2月3日の節分を前に豆まきを行ったほか、園庭の遊具や砂場で一緒に遊ぶなど園児とふれあった。将来は子どもに関わる仕事を目指しているという池谷百恵佳さん(1年)は、豆まきについて「子どもたちが日本の文化を学べるいい機会だと思う」と話し、「絵本を読み聞かせるときは抑揚をつけて読むと良いよ」などと同園の保育士からアドバイスを受けていた。
特別養護老人ホームの平塚富士白苑では、2人の高校生が介護福祉士の鈴木涼太さんからアイマスクを着用した視覚障害体験や車椅子の扱い方などを学んだ。
介護が必要になった祖母のためにこの体験を希望した椎野琢さん(1年)は「車椅子を押している時に坂道や段差に差し掛かったら、乗っている人に声をかけてあげることで不安や恐怖心が和らぐことを知った」、一緒に体験した小田来実さん(1年)は「車椅子は乗っている人も押している人も思っていた以上に怖くて、いかに介護が大変なのかがわかった。介護をする際には常に細心の注意を払わなくてはいけないのだと思った」とそれぞれの感想を話した。
タウンニュースで1日記者体験
この記事は、タウンニュース大磯・二宮・中井編集室で職場体験を行った大磯高校1年生の池田匠海さんと八木橋華弥子さん=写真=が取材に同行してインタビューや撮影を行い、執筆した原稿に本紙記者が加筆して掲載しました。
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