大規模な地震が起きたときの対応について体の不自由な人と健常者がともに考える防災訓練が、中井町保健センターで7月に行われた。
町民グループ「中井なかまる会」(城所勲会長)が主催。町身体障がい者福祉協会の会員や町の関係課職員なども加わり、約50人が集まった。
防災安全専門員による講話があり、地震発生時には姿勢を低くして頭を守りながらその場で動かない「シェイクアウト」と呼ばれる行動をとることを参加者が学んだ。「揺れが来たときは我が子や親、体の不自由な人を助ける前に自分の身の安全を確保することが大原則」という話に耳を傾けた。
車椅子や装具を用いて移動困難者や視覚障害者などの身体感覚の疑似体験も行った。障害のある人や高齢者の避難を地域住民が手助けする「共助」の必要性を再確認。要支援者と助ける人、その両者をつなぐリーダー役の連携方法とそれぞれの行動を話し合い、大災害を生き抜く術を考えた。
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