産業能率大学の学生2人が8月5日から9日まで大磯町役場へインターンシップに訪れ、空き家問題についての実地調査や提案発表を行った。
インターンに訪れたのは、情報マネジメント学部現代マネジメント学科2年生の苅屋田晃仁さん(19)と齋藤結依さん(19)。2人は、JR大磯駅近くの空き家を改装して今年7月にオープンしたワインバー「CAN CAN」を町都市計画課の職員と訪問し、店長の五十嵐和弘さんから空き家を選んだ経緯やメリットなどについて話を聞いた。「(一般のテナント貸しと比べて)改装の自由度があり、自分がやりたいことができそうだとここを選んだ。これから空き家の活用を考えている人が下見に来てその出店のきっかけになり、町に活気が出てくれれば嬉しい」と話す五十嵐さんの言葉に頷き、質問をしながら、2人は熱心にメモを取っていた。
このほか、苦情のあった空き家の現場確認や町がマッピングしている空き家データの入力作業などを体験した2人は、空き家相談をデジタル化する「空き家相談システム」の構築を町に提案した。町は「空き家に関する苦情や相談は年々増加している。現在も建物の所有者へ早めに将来計画を決めてもらうことを呼びかけているが、対策に手詰まり感もあった。今回提案頂いたシステムなど、学生の斬新なアイデアを活用・参考にしながら対策に取り組んでいきたい」と話している。
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