中井町補正予算など可決
中井町議会は6月2日から5日まで第2回定例会を開き、国民健康保険税条例などの条例改正案4件、一般会計補正予算案、新型コロナウイルス感染症対策に関する意見書提出の議案を可決した。補正後の一般会計総額は51億816万円。
初日の一般質問に成川保美・尾尻孝和・加藤久美・多田勲・峯尾進議員が立ち、新型コロナウイルス感染症に関連する町の支援策、学校再開後の教育、アフターコロナの生活環境などについて質問した。町のおもな答弁の概要は次のとおり。
▽1人10万円の特別定額給付金などの状況/5月29日に1回目の支給をした。週単位で毎週支給を行っていく。児童手当受給世帯の対象児1人に1万円を配る子育て世帯への臨時特別給付金は、536世帯が対象となる。6月15日に支給予定。
▽学習の保障、9月入学制、オンライン学習の推進などについて/感染予防に配慮し、時間割り編成を工夫するほか、長期休みの短縮や学校行事の精選などにより、子どもたちの学習を保障していく。9月入学の導入は国の動向を見ながら小中学校と連携を取り、適切に対応していく。ICT環境整備の検討、オンライン学習の実施へ向けた調査研究に努めていく考え。再び臨時休校になった場合は、プリントなど紙の課題で家庭学習を支援する。
▽マスク着用の条例化/町民の自主的なマスク着用がされている。着用の義務化宣言や条例化は現在考えていない。
大磯町中学校給食の陳情
6月2日に開会した大磯町議会定例会は、感染症の防疫業務などに従事した職員に対する感染症業務手当の支給などを行うための職員の特殊勤務手当に関する条例の改正案や、総額130億722万円とする一般会計補正予算案など9議案を原案どおり可決した。
新型コロナウイルス感染症拡大に際し第一線の医療提供体制堅持を求める陳情と、中学校給食の再開に向けてデリバリー方式の採用を求める陳情は、福祉文教常任委員会へ付託された。
9日と10日にあった一般質問には、10議員が登壇。最終日の本会議は17日(水)午前9時から。委員長報告などを行う。
二宮町給与削減案を否決
二宮町議会の第2回定例会が6月5日に開会した。新型コロナウイルス感染症対策の財源として充てるために特別職の給与を2割カットする条例の改正案は、6対7で否決された。
同議案は町長・副町長・教育長の給与・期末手当を来年3月までの10カ月間で約640万円削減しようとするもの。討論では7人の議員が、削減幅や時期について町長の明確な答弁がない、減額分の使途が不明である、給与削減よりもコロナ対策に邁進するべきなどと意見を述べ、反対した。賛成討論をした議員は、100年に一度ともいわれるコロナ禍で町民に寄り添う姿勢を評価するという立場を示した。
議案19件のうち、農業委員の任命など14件が可決。税条例の改正案など4件は最終日16日(火)に議決する。
12日(金)は一般質問2日目。渡辺訓任・大沼英樹・松崎健議員が新型コロナに関する質問を行う。内容は、新庁舎整備ほか町の事業に対する影響と今後の見通し、複合災害への対応と防災訓練の実施などについて。午前9時30分から。SCNでテレビ放映もされる。
大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|