都道府県をまたぐ移動の自粛が解除されてから初めての週末を迎えた6月20・21日、各地の観光地が数カ月ぶりの賑わいを取り戻す中、大磯の海岸にも県内外から多くの人が押し寄せた。
海辺のあちこちにテントが張られ、炎天下に水遊びや日光浴などを楽しむ家族連れなどであふれた。都内から初めて大磯を訪れたという30代の男女は「移動の自粛が解除され、天気も良かったので遊びに来た。遠出は久しぶり」と顔をほころばせ、シェアサイクルに跨って町の散策に出かけた。大磯駅前観光案内所を訪れた観光客は前週の3倍を超え、スタッフは「昨年に比べればまだ少ないが、横浜方面や都内、近隣の県からも訪れている」と話した。
観光地に人が戻り始め地域経済の復活に期待が高まる一方、感染予防で今夏の開設を断念した大磯海水浴場に観光客が詰めかけ、ごみの不法投棄や水難事故などが発生することが懸念されている。県はライフセーバーによる巡回を実施する方針だが常駐はしないことから、大磯町議会は県に海岸の安全対策の徹底を求める意見書を提出した。地元関係者らでつくる協議会も、近く今夏のルール作りについて話し合う。(6月22日起稿)
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