星槎国際高校湘南=大磯町=など星槎グループの高校の生徒会研修が7月25日に行われ、全国196人の生徒会役員がウェブ会議システムでつながった。発信力をテーマに、コロナ禍での公衆衛生や国連のSDGs(持続可能な開発目標)などに関連する活動を考え、意見を交わした。
大磯の拠点には、同校と星槎学園湘南校=二宮町=の生徒会役員9人が集まった。全国を4ブロックに分け、各校舎の代表者が、自治体と連携した環境美化活動や生涯スポーツによる高齢者との交流、平和学習などそれぞれの校舎での取り組みを紹介。「医療物資支援や世界の貧困問題を視野に国連開発計画への募金活動をする。各国大使も参加するSAAB(アフリカについて学ぶ星槎のイベント)で発信できる」「新型コロナに日本政府はどう対応しているか。政治のことを調べたい」などと意見が出た。
仲間と学ぶつながる
全体発表では、九州・四国地区の生徒が活動の主軸に防災を挙げた。関東の生徒は「オンライン・地域交流・星槎の結束を三つの重点として、世界へ活動を伝えていきたい」と述べた。
生徒会研修は今後も続く。講師を務めた伊藤鉄也生徒指導部長は「2020年は世界にとって困難の年。星槎の理念を展開し、8月の研修で具体的な活動を提案してほしい」と期待を寄せた。
「オンラインで人とつながり、学べたことに感激。スポーツで学んだ、周りの人への心配りなどを発信したい」と星槎国際湘南生徒会長の山崎祐奈さん(3年)。星槎学園湘南校の生徒会副会長の鈴木琴巳さん(1年)は「色々な意見を聞けて良かった。今日話し合ったことを他の生徒にも教えます」と話した。
全国生徒会では東日本大震災をきっかけに、電力に関する研究をまとめ、副読本を制作したことがある。
同日は34会場を結び、全国生徒会と同窓会の総会も開かれた。グループの宮澤保夫会長が「星槎は皆んなで育む集合体」とメッセージを寄せた。
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