大磯町西小磯にある仲出川次郎さん(87)の約17アールの田んぼで、県産ブランド米「はるみ」の稲穂がすくすくと成長している。秋に収穫後は、大磯産米を使った初の焼酎造りに使われる予定だ。
焼酎造りは、大磯産米を使った甘酒で注目を集めた大磯町商工会商業部会「大磯産業プロジェクト」の新企画。今秋の新米で仕込み、この冬に約900本の完成を見込んでいる。
4、5年前から「はるみ」を栽培する仲出川さんと親戚などの田んぼを合わせて焼酎用の米約500kgを賄う計画だ。6月に植えた苗が、8月の中旬に穂をつけ始めた。草刈りやイノシシ除けの電気柵の設置に汗を流す仲出川さんは「水不足に苦しんだ昨年に比べれば今年は順調。はるみは風に弱いので、あとは台風さえ来なければ」と心配しながらも「地元の米で仕込んだ焼酎が人気になれば、町の活性化にもつながる。良い米を作りたい」と思いを語った。
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