昨年1年間に大磯・二宮・中井町を訪れた観光客数が、2018年に比べていずれも減少していたことが県の調査で分かった。夏場の天候不順や台風によるイベントの中止などが影響した。
8月に県が発表した19年の入込観光客調査結果によると、県内全域の観光客は前年より440万人(2・2%)増加の2億467万人で過去最高を記録した。しかし地域別では、ラグビーW杯などの影響で横浜・川崎地域の観光客数が前年を上回ったものの、他の全地域で減少。湘南地域は海水浴シーズンの天候不順や台風15号・19号などによるイベント中止が影響し、前年より63万人(1・2%)減少した。
18年に観光客数が100万人の大台に乗った大磯町も大磯海岸で年間7万人、大磯ロングビーチで4万人減少。観光客による消費額も前年の75%ほどだった。二宮町は吾妻山公園に38万人、二宮海岸に7万3000人が訪れたが、年間で1万3000人減少した。中井町も中井中央公園を13万人が利用、美・緑なかいフェスティバルに1万人が参加したが同様に前年を下回っている。
新型コロナの流行でイベントの中止が相次ぐ20年、大磯町産業観光課は「観光客のニーズを捉えながら、『新しい生活様式』に合わせた観光を考えていきたい」と話す。
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