大磯町消防本部は、9月9日の「救急の日」にちなんだ救急業務の啓発イベントを6日にスーパーたまや大磯店前、9日にJR大磯駅前で実施した。町の観光キャラクター「いそべぇ」も一日救急隊長として参加し、救急隊員と一緒にマスク姿で買い物客や駅利用者らに救命講習の受講や救急車の適正な利用を呼びかけた。
たまや会場では、救急車の展示や乗車体験、訓練用マネキンを使った胸骨圧迫体験も行われ、買い物に訪れた親子らが救急車の運転席に座って写真を撮るなど救急隊員の気分を味わった。新型コロナウイルスの感染予防のため、救急隊員はマスクと手袋をして啓発物を配布、声掛けも控えめに行った。いそべぇのマスクは、大磯町観光協会の武井久江副会長が製作したもので、サイズは横70cm・縦35cm。ニット用の布地を使い、芯代わりにバスタオルを入れて形を整えたという。
救急要請 増加続く
大磯消防によれば、救急車の出動件数は年々増加しており、このうち入院の必要のない軽症が5割、中等症が4割弱を占めている。新型コロナの影響で外出自粛が広まった4〜6月は一時的に出動件数が減少したが、7月以降は元の件数に戻ってきているという。同署では「一刻も早い治療が必要な人のために、救急車の適正な利用に協力してほしい。ただし、傷病者の様子やけが、事故の状況などから緊急性があると思った時は、ためらわずに119番通報を」と話している。
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