二宮町立山西小学校の5年生2クラスが12月1日、学校付近の圃場でみかん狩りや玉ねぎの苗の植え付けなどをする農業体験学習を行った。町内の小学生に地元の農業と特産品について関心を持ってもらおうと、町園芸協会が主催した。
児童たちは、みかん生産者の野谷茂さんの畑で「宮川」と「大津」という代表的な品種について話を聞き、一人約10個ずつみかんを収穫した。「ラスト1個。大きいのを取りたい」と、じっくりと果実を選ぶ子も。5年生は野谷さんや教諭に手伝ってもらいながら、高い枝にも手を伸ばした。同校の圃場では玉ねぎの苗を植えた。
原木しいたけを栽培する野谷富雄さん=人物風土記で紹介=のハウスも見学。岩手県産のコナラの木に菌を植えてしいたけを育てていることや菌床しいたけとの違いなどの説明に熱心に耳を傾けた。「他の種類の木でもしいたけはできますか」「原木の大きさによって、しいたけのサイズは変わりますか」「おすすめの食べ方は」といった質問を寄せた。
富雄さんは「試験的にマツに菌を植えたら、しいたけが1個か2個しか出なかった。コナラやクヌギが一番いい。木炭の材料になる木で、昔は日本全国にありました」と回答。「しいたけは刺激が大好き。木をドスンと置いたり、水に浸したりすると、びっくりして芽がたくさん出てきます」と話した。
11月30日には一色小学校の児童を対象に同様の農業体験学習があり、3年生が一色地区の畑で収穫などをした。
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