日韓の架け橋として朝鮮の李王家最後の皇太子妃になった李方子の生涯について学ぶ「語り部の会」が、『良い夫婦の日』にちなみ11月22日と30日に鴫立庵で開かれた。本紙で「大磯歴史語り」を連載する武井久江さんが語り部を務めた。武井さんは「あこ」のニックネームで、大磯に関わりのある歴史上の人物について解説する語り部の活動を続けている。
「ラストクイーン・李方子を語る」と題した今回は、時代の大きな流れに巻き込まれながらも夫の李垠皇太子と愛情を深め、支え合った方子妃の生涯について語った。武井さんは、梨本宮家に生まれた方子が自身も知らないところで李王家に嫁ぐことになった舞台裏や大磯との関わり、長男の死や終戦後に身分や財産を失うなど様々な苦難に見舞われながらも夫婦で支え合い、夫の亡き後は韓国で社会福祉に尽力した方子妃の功績などについて解説。参加者には、じっと聞き入ったり熱心にメモを取る人もいた。
1月は大隈重信
次回の語り部の会は、2021年1月18日(月)・25日(月)に鴫立庵で「大隈重信を語る」。明治記念大磯邸園で別邸が公開される大隈について学べる。午前10時30分から正午まで。講演料千円。問い合わせは鴫立庵【電話】0463・61・6926。
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