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大磯舞台の青春小説 高校ラグビー指導者が執筆

文化

公開:2021年7月2日

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さとうさんの小説「楕円球 この胸に抱いて」
さとうさんの小説「楕円球 この胸に抱いて」

 大磯町をメインの舞台にした小説『楕円球 この胸に抱いて 大磯東高校ラグビー部誌』が、6月に幻冬舎から発売された。複数の県立高校でラグビーを指導してきた高校教諭のさとうつかささんが執筆している。

 部員1人で廃部寸前だったラグビー部の復活とラグビーに魅せられた少年たちの葛藤や友情、成長の物語を、顧問を務める新任教員・和泉祐子の視点から描いた青春小説。瑞々しくも熱い少年たちのドラマと、それを精一杯に支えながら教員としての力量や交際相手との将来に悩む祐子の物語を爽やかに描いた。

 舞台となる大磯東高校は架空の学校だが、所在地や描写などからモデルとなった学校は容易に想像できる。また「平塚の龍城ヶ丘高校」や「川崎の武蔵中原高校」など、現実にモチーフがある架空の学校も対戦相手として登場。大磯の駅や海岸など実在の場所をはじめ、吉田茂元首相や「町の鳥」のアオバトなど町にゆかりある名前も出てくる。

 県内の高校でラグビー部を指導してきたさとうさんの実体験をはじめ、料理やバンド活動、落語といった自身の趣味も登場人物の個性を彩る要素として作品に生かされている。この小説が2作目となるさとうさんは「最後まで集中して、楽しみながら書くことができた」と執筆期間を振り返る。220ページほどの小説だが「途中から登場人物が勝手に動き始めた」ことで筆が進み、編集者と相談して、泣く泣く文章量を半分近く削った結果という。「もっと読みたいという声があれば、公開したい思いはある」と意欲を覗かせた。刊行後は、自身が勤務した学校などに寄贈した。

 書店や通販サイトなどで1430円(税込)で購入できる。さとうさんは「県内の色々な場所が登場し、ラグビーを知らない人でも楽しめるように書いているので、気軽に手に取ってもらえれば」と話している。

読者プレゼント

 この小説を抽選で2人にプレゼント。希望者ははがきに住所、氏名、年齢、電話番号、本紙の感想を明記して、〒254―0032平塚市八千代町1の23タウンニュース「ラグビー小説」係まで応募を。メール(oiso-n

inomiya-nakai@townnews.co.jp)でも受け付ける。7月12日(月)必着。

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