二宮町の東京大学果樹園跡地で6月20日に昆虫観察会が行われ、年長児から小学生までの子ども約20人と保護者らが網を手にバッタやカマキリ、キリギリスなどの虫採りを楽しんだ。町民グループ「にのみや子ども自然塾」が開いた催し。
「あつぎ郷土博物館」の学芸員で昆虫に詳しい槐(えんじゅ)真史さんを講師に招き、バッタの耳がお腹にあることやキリギリスの仲間は触覚が体より長いのが特徴であることなどを学んだ。槐さんを囲み、昆虫好きな子どもたちから専門的な質問も相次いだ。
「モグラはなかなか見られませんが、土の中にいます」。翌21日には二宮めぐみ幼稚園の年長児47人が同跡地を訪れ、槐さんの話に耳を傾けた。草地に盛り上がっている土をかき分けてモグラの穴があることを確かめたり、バッタなどの昆虫を観察したりした。
「自然に触れる体験や生き物の話は、子どもたちの心に強く残った様子。幼稚園にある槐さんの著書『日本の昆虫1400』などの図鑑をよく調べたり、親子で昆虫について話題にしたりして興味を深めている」と三宅栄子園長は話す。
外遊びイベント
にのみや子ども自然塾では、東大果樹園跡地で小学生向けの冒険遊び場イベント「にのっこプレーパーク」を7月4日(日)・30日(金)・31日(土)に実施する。木工や水遊び、竹のジャングルジムなどで遊ぶ。午前10時から午後4時まで。参加費無料。7月13日(火)と27日(火)には3歳までの乳幼児と親の遊び場「さとっこ」を開く。午前10時から午後1時まで。保険料など1家族100円。いずれも申し込み不要。
問い合わせはメールで同団体へ。【メール】kodomosizen@yahoo.co.jp
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